◆韓国の教授が津波情報の地図を批判
トンガの火山島で日本時間の1月15日午後1時10分ごろ、大規模な噴火が起きた。この影響で、気象庁は一時、津波警報や津波注意報を発表した。

この気象庁による津波情報が思わぬところから抗議されている。強い言葉で非難したのは、韓国の誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授だ。気象庁は津波警報や津波情報を伝える際に日本地図を用いているが、この地図で島根県の竹島が日本の領土を示す青色で塗られていたことを批判している。

徐教授は独島を韓国の領土として表記するよう、気象庁にメールで抗議したと明かした。竹島は韓国領の独島(ドクト)であると主張し「歴史的、地理的、国際法的に見て、韓国の領土であるのは明白。これは領土挑発」とメールに記したという。

さらに、竹島を韓国の領土と修正し、二度と同じことを繰り返さないよう気象庁に求めた。徐教授は「気象庁だけでなく、天気のアプリでも独島が日本の領土と示されている。普段から目にする天気の地図に誤った情報が記載されていると、日本のユーザーが事実を誤って認識してしまう」と指摘している。

これに対し、日本のネットユーザーは強く反発している。徐教授が気象庁に抗議のメールを送ったことに「抗議の内容も理解できないが、まずは抗議する相手がおかしい。気象庁は天気や災害の情報を発信する場所。抗議するなら政府や外務省にすべき」との指摘があった。

また、「全く受け入れられない抗議。国際法的に韓国の領土と主張するのであれば、日本が韓国に提案している国際司法裁判所の判断を仰ぐべきではないか」、「今回の件は、この大学教授だけが問題視している印象。過去にも日本を敵視する発言を何度か見たことがあるが、ここまでくると単なるクレーマーにしか見えない」など呆れる人も多かった。

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