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日本維新の会の馬場伸幸共同代表

 日本維新の会の馬場伸幸共同代表は20日の衆院本会議での代表質問で、立憲民主党がネットメディア「Choose Life Project」(CLP)に広告代理店などを通じて番組制作費名目で資金提供していた問題を取り上げ、「報道の自由をおカネで買ったも同然だ」と非難した。一方、立憲側は番組の内容に影響を与えていないと主張しており、衆院議院運営委員会の青柳陽一郎・野党筆頭理事は「反論の機会のない場で事実に基づかずに、断定的に質問するのは慎むべきだ」として、議事録削除を求めた。

 馬場氏は代表質問で「自分たちに有利な世論誘導を企図していた疑念は拭えず、極めて深刻かつ重大」と立憲を強く非難。立憲側に詳細な調査の公表を要求し、岸田文雄首相にも見解を求めた。首相は「特定メディアへの資金提供については、それぞれの政党で国民の信頼にもとることがないよう、適切に判断すべきだ」と応じた。

 立憲は12日、2020年に約1500万円をCLP側に提供したとして「違法ではないが不適切」との調査結果を公表している。【田所柳子、宮原健太】

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