◆店員に抗議しても30分経ってもエビとタコばかり
先日、回転寿司の食べ放題をめぐって警察沙汰となった韓国で、今度は別のトラブルがオンラインコミュニティに投稿されて話題となっている。地元メディア「インサイト」が伝えている。

記事によると、投稿した男性は回転寿司の食べ放題を利用した。ところが、席について10分以上経っても、回っているネタはエビとタコしかなかったという。戸惑いながら店員に抗議すると、店員は「厨房に聞いてみる」と返答。20分以上待ったが、エビとタコの寿司ばかりが回転している状況は変わらなかった。

男性は社長を呼ぶように店員に求めたものの、社長は不在だった。店員から謝罪され、料金の支払いは不要と伝えられた男性は店を出た。食べ放題の金額は2万ウォン(約1900円)で、男性は「この金額を払ってエビとタコだけを食べに来たわけではない」と不満を露わにしている。

◆別の店でも…高級ネタ中心に3人で150皿超で退店命令
韓国では最近も別の店でトラブルが起き、オンラインコミュニティに投稿されて関心を集めた。投稿したのは自称大学生で、友人2人とジムの帰りに回転寿司店に寄って食べ放題を利用したとしている。

食べ放題は1人5万ウォン(約4750円)で、制限時間は100分。だが、1時間ほど経過した時に店のオーナーから食べるのを止めて出ていくように告げられた。投稿者は説明を求めると「高いネタばかり選んで食べるのは礼儀に反する。店のもうけがない」と言われたという。

納得のいかない投稿者は店側に抗議し、最終的には店に警察が来るまでの騒ぎとなった。投稿では「食べ放題で1人当たり50皿以上食べたら客を追い出す店と、値段が高いネタばかり食べる客のどちらが問題だろうか」と疑問を投げかけている。

いずれのトラブルも客側の投稿しかないだけに、実際の状況とは異なる可能性はある。店側にも言い分があるだろう。それでも、エビとタコしか回っていない回転寿司店や、食べ放題をめぐっての警察沙汰は日本では考えにくい。

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