31日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、冒頭で埼玉県ふじみ野市で人質に取られた医師が66歳の男に散弾銃で撃たれ、殺害された立てこもり事件を報じた。

 コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は「今回も(男は)自殺しようと思ったということですよね」と話し出すと、「前から拡大自殺の話をしているんですけど、今回も拡大自殺の一例になったかも知れないですね。当然ながら自殺の背景には絶望があるんですけど、母親と2人で生きてきて、母親だけが自分を支える存在だったのかも知れないし、もしかしたら収入的にもそうかも知れないですね」と推測。

 「年金収入みたいなものが断たれると、収入がなくなってしまう。いろいろな意味で絶望に至ったのかも知れないですけど、その時に拡大自殺に至るという状況に何があるんだろうなと考えた時に大阪の放火事件もそうなんですけど、素晴らしい人格を持っている(被害者の)お医者さんでしたね。今回の被害者の医師も誰からも慕われていて尊敬されるような存在だったと」と続けると、「ある種の光と影みたいなものを感じるんですね。絶望に至っている容疑者の場合はある種、社会から退場したいという影のような存在。それに対してこのお医者さんは誰からも慕われて尊敬されて社会に尽くしている光のような存在。巻き込む時に光のような人たちが巻き込まれているという側面はないだろうかと感じます」と私見を述べていた。

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