北京五輪に出場している韓国選手団が、選手村の食べ物に不満を露わにしていることが大きな反響を呼んでいる。

各国の選手団やスタッフはビュッフェスタイルの選手村食堂を利用している。韓国メディアの報道によると、スピードスケート代表チームのチョン・ジェヨンは食事問題に関する質問に、「2018年の平昌五輪の時と大きく比較される。選手村の食堂の食べ物はそれほどおいしくない。北京に到着した日の夕食に選手村の食堂を訪問してから1度も行っていない」と話した。また、スピードスケート女子マススタートに出場するキム・ボルムは「メニューを見たら家に帰りたくなる気持ちまで出てきた」と漏らしたという。

さらに、代表チーム関係者らも声をそろえて不満を吐露しているとして、「食べられるものがほとんどない。美食の国である中国で五輪が開かれとても期待していたが、これまで行った五輪大会のうち食べ物の質が最も良くない」というコメントを紹介している。

この報道に対し、日本のネットユーザーからは「韓国選手も開催国に合わせる努力をすべきだろう。日本に来た時も文句を言っていた。日本に来た時のように本国から弁当を届けてもらえば良かろう?」、「韓国選手団は自国以外での大会に参加した場合、かなり高い確率で開催国の食事や宿泊施設などに文句をつけているように思う。宿泊施設は仕方ないが食事については毎回そういう感想になるなら自国から持ち込むなど対策はいくらでもできたはず。自国開催時の食事が口に合うのは自国なんだから当たり前で比べるべくもない話。文句を言う前にできることは多くあると思うのだが」などのコメントが。

「日本の選手団からは選手村の食事に関して不満の声は出ていません。提供してもらえるだけで有難いですし、そこまで味を高望みしていないというのもあると思いますが。韓国選手団は昨年の東京五輪の際も放射能の影響を懸念して、自国から弁当を持ってきていたが選手村で食べている選手が多かった。日本のネットユーザーから理解を得られないのはこの影響が大きいと思います」(スポーツ紙記者)

韓国選手団の「食事問題」はどう解決するだろうか。

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