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岸田文雄氏(2021年11月撮影)

岸田文雄首相は7日の衆院予算委員会で、新型コロナワクチンの3回目接種を今月末までに1日100万回達成する目標を掲げた。

これまで「一律に何万人という目標を掲げることは現状において適切かどうか」と明言を避けて来たが、自衛隊による大規模接種を導入後も3回目接種率は4日時点で5%未満と、遅れを指摘され、ついに方針転換を迫られた形だ。

岸田首相は今後、大規模接種会場の増強や、地方の接種会場の拡大を示し、「2月後半、職域接種等も始まる中で達成できる数字であると考えている」と見通しを語ったが、立憲民主党の小川淳也氏から「ワンテンポ、ツーテンポ遅かった」、同党の大串博志氏からは「著しくレベルが低い目標だ」と批判を浴びた。

緊急事態宣言の発令について岸田首相は「現時点では検討しておりません」とこれまで通りの主張を変えなかった。【大上悟】

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