ニガウリと言えば、「ゴーヤ」の呼び名で沖縄料理では欠かせない食材の1つ。けれど沖縄で「ゴーヤ」と呼ぶと、総ツッコミを食らう!?ニガウリを巡る呼び名の違いを描いた漫画がTwitter上で反響を呼んだ。知らないと気付けない、本場の呼び方とは?

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「ゴーヤー警察」出動!沖縄県民が「ゴーヤ」にモヤモヤする理由とは画像提供:空えぐみ / くらげバンチ(新潮社)

「ゴーヤー警察」出動!沖縄県民のもやもやポイントって?
話題になったのは、漫画家の空えぐみ(@egumisky)さんが昨年12月、「沖縄で『ゴーヤ』とは絶対言ってはいけません。」というコメントとともに自身のTwitterに投稿した作品。

沖縄の家庭料理をテーマにした調理実習の時間、ニガウリを使って料理を作ることにした男の子。東京から沖縄に引っ越してきた彼はニガウリを何気なく「ゴーヤ」と呼ぶが、その直後、沖縄生まれのクラスメイトに「ゴーヤー警察だ!!手をあげろ!!」とホールドアップを受けてしまう。

実は沖縄本島では、「ゴーヤ」ではなく「ゴーヤー」とヤの後も音を伸ばすのが主流。それだけに、報道や商品名で「ゴーヤ」と言い切る呼び方に日々モヤモヤしているというのだ。

本作の投稿には5000件以上のいいねが寄せられ、Twitterユーザーからは「これ沖縄の人全員反応するんじゃないかな」「ゴーヤって途中で止めるのに違和感はんぱねぇー!」と共感のコメントが多数。一方本編にも「沖縄本島では」と書かれている通り、「とある離島ではゴーヤで伸ばさないから地域差」と、沖縄県内でも「ゴーヤ」呼びをする地域もある様子。沖縄に詳しい人でないとなかなか気づけない、ニュアンスの差が浮き彫りになったエピソードだ。

同エピソードは、空えぐみさんが連載中の『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』(くらげバンチ)内の一篇。「南の島で異文化ラブコメ」と銘打ち、東京生まれの主人公・中村照秋が、標準語とうちなーぐちの違いをはじめさまざまな文化の違いに触れながら、沖縄生まれの同級生たちと交流を深めていく作品だ。まだまだ知らない沖縄文化が描かれているので、気になった人はぜひチェックしてみてほしい。

画像提供:空えぐみ / くらげバンチ(新潮社)

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