放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は9日、
視聴者からの質問コーナーで不適切な演出があったテレビ朝日の情報番組
「大下容子ワイド!スクランブル」について、「放送倫理違反があった」と
認定する意見を公表した。番組では令和2年10月以降、社外スタッフの
男性チーフディレクターが事前に準備した想定質問を視聴者の質問と偽ったり、
投稿者の属性を書き換え架空の属性にしたりして放送していた。

BPOは「質問は視聴者の関心事やその傾向を示す重要な事実情報であり、
それらを制作者がゆがめることがあってはならない」と指摘。投稿者の
属性を書き換えた点も、日本民間放送連盟の放送基準に反しているとした。
https://www.sankeibiz.jp/article/20220309-GUFBYSVHQRM25EKUXXY2AW3XIE/