ロシア政府が、ウクライナ侵攻で自国に制裁を課した国々をブラックリスト(非友好国)に入れたが、そこに台湾が含まれたことに、なぜか台湾人たちが大喜びしている。

台湾メディアは7日、ロシアの国営タス通信を引用し、ロシアが自国に対して非友好的な国家リストを発表した中に、台湾が含まれたと伝えた。

ロシア政府が発表したブラックリストには、米国やEU諸国、日本や韓国、豪州などが挙げられたが、そこに台湾も含まれた。その際に表記された台湾の説明文が台湾人たちの心をとらえた。
台湾メディアは、タス通信が台湾を表記する際、括弧で「中国の領土とみなされるが、1949年から自己行政によって統治された」(considered a territory of China, but ruled by its own administration since 1949)と書いたと伝えた。

タス通信の表記は台湾に中国政府以外の政府が存在することを認めたのに等しいとし、台湾のネットユーザーからは台湾が中国から独立した扱いを受けたと解釈したようだ。
陳柏融元立法委員(国会議員)は自身のFacebookに「台湾はもう独立したのか」とし「プーチン大統領は悪行をたくさん犯したが、ついに彼の人生で義理堅い行動をした」と指摘した。

続いて「今日、ロシア政府は台湾を独立した国家として認め、中国と明確に区分するために1949年以降、自国政府によって統治されてきたことを明確にした」とした。そして「《台湾》と表記した後、括弧の中にこのような内容は、台湾が中国と全く異なる独立した外交政策を持っていることを十分に認識していることを示している」と付け加えた。
台湾の有名マスコミである低威崇もFacebookに「プーチンが、台湾が独立したことを認めた。みんなに教えてほしい」と強調した。

ロシア側の意図は不明だが、台湾人たちの独立への切望は確かなようだ。

https://korea-economics.jp/posts/22030912/