安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」は22日、夏の参院選での共通政策策定をにらみ、主要野党への働き掛けを始めた。運営委員の中野晃一上智大教授らが国会内で社民党の福島瑞穂党首と面会し、野党間の政策調整や、改選1人区の候補者一本化に向けて連携を強化するよう要請書を手渡した。立憲民主、共産両党にも週内に申し入れる。

 面会で中野氏は、政策転換を勝ち取るため、自民、公明両党の勢力と参院選で戦える態勢を早急につくるよう要請。福島氏は「全面的に賛成だ。参院選の結果次第では憲法が改悪されるという危機感を持っている」と応じ、野党共闘の強化に取り組む考えを示した。

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