【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「少女像」に「竹島は日本固有の領土」と書かれたくいを縛りつけ、被害者らの名誉を毀損(きそん)した罪などに問われている50代の日本人の男の公判が25日、ソウル中央地裁で開かれたが、被告は出廷しなかった。地裁は公判を来年3月12日に延期した。

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被告は少女像に「竹島は日本固有の領土」と書かれたくいを縛りつけた(コラージュ)=(聯合ニュース)

地裁は「(日本に)司法協力を要請したが伝達されず、被告が出廷しなかった」と説明した。司法協力の手続きを踏んであらためて被告を呼び出す。

被告は、2012年6月にソウルの日本大使館前の少女像にくいを縛りつけて慰安婦被害者の名誉を毀損したとして13年2月に起訴された。韓国の独立運動家、尹奉吉(ユン・ボンギル)の殉国碑前にもくいを打ち込んだ。

15年には慰安婦被害者を支援する施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)などに被害者を侮辱する少女像の模型などを送り、名誉毀損罪などで追起訴された。

裁判所はこの日まで22回、出廷を求めてきたが、被告は一度も出廷していない。

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