【ソウル聯合ニュース】韓国食品大手の大象は29日、米国に建設していた大規模なキムチ工場が完工し、本格的に生産を開始したと発表した。

工場は米ロサンゼルス郊外のシティー・オブ・インダストリーに、約200億ウォン(約20億円)を投じて建設された。敷地面積は1万平方メートル(3000坪)規模で、年産能力は2000トン。


米国に大規模なキムチ生産設備を備えたのは、韓国食品企業では初めて。

この工場は大象の10番目の海外生産拠点で、アジア圏以外では初の海外工場となる。同社は1973年にインドネシアに初めて進出して以来、ベトナム、フィリピン、中国などで食品やバイオ、でんぷん糖工場などを運営している。

米国工場での生産により、近ごろ急成長している現地市場の需要に効率的に対応し、今後は欧州やカナダ、オセアニアなど西欧圏への供給を拡大する計画だ。

大象のキムチの輸出額は2016年の2900万ドル(約35億8400万円)から昨年は6700万ドルに増加した。韓国のキムチ輸出額全体の40%以上を占め、シェア1位を記録している。

同社の林正焙(イム・ジョンベ)社長は「ロサンゼルス工場が安定すれば、今後工場を拡張することも検討している」と説明した。

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