http://www.chosunonline.com/site/data/img_dir/2022/04/09/2022040980024_0.jpg
 チョ・グク元法務部(省に相当)長官の娘、チョ・ミンさんの釜山大学と高麗大学への入学取消しに関連し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領側が「新政府は公正と常識に見合った姿を示すよう最善を尽くしたい」とコメントした。チョ元長官が尹次期大統領に「今は満足ですか」と公開質問したことについては「それをなぜ尹次期大統領に質問するのかわからない」とやり返した。

 尹次期大統領側のペ・ヒョンジン報道官は8日、ソウル市鍾路区通義洞の大統領職引継ぎ委員会で行われたブリーフィングで、チョ元長官からの公開質問状に対する次期大統領のコメントを問う質問に上記のように答え、「チョ元長官の娘に関することだ。尹次期大統領が何かを言うべきことではないだろう」と述べた。

 その上でペ報道官は「ただしチョ元長官の娘についての考えではなく、新政府が率いる大韓民国は以前の文在寅(ムン・ジェイン)政権関係者が国民を失望させたようなことをしないために最善を尽くしたい」との考えを示した。

 チョ元長官は娘のチョ・ミンさんが釜山大学医学専門大学院と高麗大学への入学が相次いで取消しとなった際、尹次期大統領を名指しし「『もう満足しましたか』と質問したい」と発言した。

 チョ元長官はさらに「『尹錫悦検察』は私募債ファンドの件では法務部長官候補者を逮捕できなかったが、子供のインターン・体験活動に目を付けて引きずり下ろし、その配偶者も逮捕した」「この捜査のおかげで尹錫悦検察総長(検事総長)は一躍大統領候補者になった。私の家族全体を殺戮(さつりく)する企画とそれに伴う大きな政治的成功だった」と皮肉っていた。

キム・ヒョンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/04/09/2022040980024.html