https://news.yahoo.co.jp/articles/1ed8b3ddb089c2aea209bf5d3f5cb3fccd8f1ae8?page=2

 10時から、体育館で入学式が行われた。担任の先生が一人ひとりの名前を呼ぶ。「秋篠宮悠仁」と呼ばれると「はい」と返事をしたという。
 式が終わり、生徒たちが体育館から出てきた。
 11時15分ごろ、秋篠宮ご夫妻は、すれ違うひと達ににこやかにあいさつをしながら、ひと足先に学校を後にした。
 40分ほど遅れて校門から出てきた悠仁さまは、リュックを背負い、ご両親とは反対の道を歩いて下ってゆく。

 悠仁さまは皇位継承順位2位の男子皇族だ。皇室典範の通りにゆけば、将来の天皇となる人物が、初めて学習院以外の高校に入学した日である。
 気になるのは、沿道に集まった人の数だ。
 報道陣をのぞけば、悠仁さまの姿を見ようと集まった一般の人は10人前後であった。

 天皇制は、人気投票で決まる仕組みではない。それでも、「将来の天皇」の慶事への注目度の低さに、国民と秋篠宮家の関係がまだギクシャクしているような空気を感じる光景だった。

〜中略〜

 一方で、ご両親の悠仁さまへの期待は高い。
 長女の眞子さんと次女の佳子さまの進学の節目に、父親の秋篠宮さまが姿を見せたのは、初等科の入学式だけだ。
 秋篠宮家の交流のある人物からは、「眞子さんも佳子さまも、早くから皇室を出ることを望んでいた」という話を何度も聞いた。