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フランスのマクロン大統領

 フランス大統領選の決選投票が24日、投開票され、仏メディアは中道の現職、エマニュエル・マクロン大統領(44)が極右「国民連合」のマリーヌ・ルペン候補(53)を破り、再選を確実にしたと報じた。

 ロシアによるウクライナ侵攻で経済的な影響が市民生活に及ぶ中、有権者は国内政治の安定を重視してマクロン氏に政権を託した。

 決選投票は、前回2017年と同じ顔合わせ。仏メディアによると、今回予想される得票率はマクロン氏が58%、ルペン氏が42%。マクロン氏がルペン氏をダブルスコアで破った前回よりも票差は縮まった。極右のルペン氏は今回、欧州連合(EU)離脱や移民排斥など従来の極端な主張を封印し、マクロン政権に批判的で経済格差への不満を持つ有権者の受け皿を目指したが、及ばなかった。【パリ久野華代】

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