ロシアの最新ミサイルには1960年代の電子機器が搭載されていたとの情報が出ている。

ロシア軍が誇る「最新型」巡航ミサイルX−101は、1960年代の電子機器を搭載しているとウクライナ国防省情報局が最近明らかにした。

情報局は「ウクライナに発射されたミサイルの大半は目標に命中しなかった」とし、その原因として60年前のエレクトロニクス部品が使われていることを挙げているのだ。
現地紙Ukrinformは22日(現地時間)、ウクライナ情報局がロシア軍の「最新型」巡航ミサイルの恥ずかしい秘密を暴露したという記事を掲載した。

それによると、ロシアのX−101ミサイルは1999年から2013年まで生産され、プーチンのメディアはその効果を絶賛し、「最新の高精度兵器」と誇らしげに紹介していたが、しかし、ロシアがウクライナに侵攻し、本格的な軍事作戦を展開したことで、宣伝していたミサイルを美化していたことが露呈してしまったと伝えた。
ウクライナ軍関係者の報告によると、ミサイル内部の電子部品は「とても近代的とは言えない」ことが判明し、生産年は前世紀の1960年代にまでさかのぼったという。
ウクライナの専門家がX−55巡航ミサイルおよびX−555とX−101の改良型の誘導・航法システムを分析した結果、「最新の」誘導装置は1960年から1970年にかけて開発されたもので、ボロネジ無線部品工場やミンスク工場、インテグラルなどソ連の企業で生産されたことが判明したという。

さらに、ミサイルは1977年に開発されたPGI−2Mナビゲーションシステムを使用していると伝えられた。Su−27やMiG−29などの露軍航空機に大量に搭載されているという。

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