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Robo.Systemsは前後輪駆動のオフロード電動バイク「Ultra Bike 2x2」を開発した。

雪深い地域や非舗装道路での走行にフォーカスしてデザインされた電動バイク。前後輪に1,000Wのハブモーターが採用されていて、どちらかがスタックしてももう1輪で脱出可能な仕様が与えられている。

タイヤはオフロード専用品。深めの新雪であってもバイクが沈み込まない工夫が施されていて、例えば90cmの深さの雪の上を走行した場合でもタイヤは18cm程度しか沈み込まないという。また18cm沈んだ状態でも独自のタイヤ形状により走行を継続できる。もちろん砂地や草むらの走行も得意で、さらにパンクしにくい構造が与えられている。

既存のバイクや電動バイクではありえない興味深いアイディア満載搭載なのが、「Ultra Bike 2x2」の特徴。走行しながら発電してバッテリーを充電し、走行距離を伸ばす仕組みが搭載されているのだが、発電機にはなんと市販のガソリンインバーター発電機が採用されている。

市販品なのでサイズさえあえば自分で他の発電機に簡単に交換できる。日本では同サイズのカセットガス発電機が販売されているので、それを設置すれば“カセットガスで走る電動バイク”にコンバートすることも!

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カセットガスだと、燃費はめっちゃ悪そうですね

発電機で使用するガソリンの燃料タンクは、これもまた信じられないことだがホイール内に設置された。走行用ハブモーターは小さくてオフロード用タイヤを装着すると隙間が生まれたため、これを有効活用したということのようだ。前後輪それぞれ20L、合計で40Lのガソリンを収納できるという。これは、コンパクトカーのガソリンタンク並みの容量で、ガソリンスタンドを見つけるごとに給油していけば、バッテリー切れの心配なく走行できる。

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これが燃料タンクだそうです

また、ガソリンを入れない場合には飲料水を入れても良いと、開発元は説明している。

Robo.Systemsは近日中に「Ultra Bike 2x2」の世界的なプロモーションを目的に、Indiegogoでのプロジェクトを開始する。日本で「Ultra Bike 2x2」が活躍する場はちょっと思いつかないが、雪深い地域で広大な土地を所有していて、その私有地内での手軽な移動手段を探している人には、もしかしたらフィットするのかもしれない。

https://internetcom.jp/208632/robo-systems-ultra-bike