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バランスボールに座って仕事をする職員=17日午後、埼玉県ふじみ野市役所(市提供)

埼玉県ふじみ野市は、空気が入った「バランスボール」を職員の執務用いすとして用いる取り組みを始めた。新型コロナウイルス感染拡大長期化に伴う外出控えで運動不足になりがちな職員の健康増進を図る。年度内をめどに試験的に実施して効果を検証する。

希望する職員が自費で購入したバランスボールを職場に持ち込んで使用する。用いることのできるボールの色は黒、青など4色。総務部の資産管理課など3つの課に限った取り組みで、同課と契約・法務課の職員計8人が取り入れている。

運動不足の解消に加え、肩こりや腰痛の改善も見込んで試験導入を決めたといい、実際に使っている資産管理課の20代男性は「普通のいすと違って動きがあるので、姿勢がよくなって肩こりが和らぎそう」。同課の40代男性は「姿勢が悪いと倒れそうになるので、集中力の向上にもつながる」と話す。

丸2年以上続くコロナ禍。奇策にも思えるバランスボールいすは、感染拡大防止と社会経済活動の「バランス」に腐心する行政職員を支えるツールとなるか。(星直人)

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