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「ロシアハウス」だったところを「ロシア戦争犯罪ハウス」としてウクライナ侵攻の責任を追及する展示会が開かれている建物=2022年5月22日、ダボス、和気真也撮影

 かつて世界にロシアを売り込んだ館は、ロシアの戦争責任を世界に訴える場に――。スイスのダボスで22日に開幕した世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に合わせ、ロシアの侵攻によるウクライナ市民の被害状況などを伝える展示会が開かれている。

 ダボスの会議場周辺に各国政府や企業が設けるPR施設のひとつ。もとは「ロシアハウス」と呼ばれ、世界中から訪れた経済人らにロシアへの投資などを呼びかけていた。ダボスでロシアを象徴する場所だった。

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて、WEFは今回、ロシア政府や企業を排除。空いた建物をウクライナ政府などが借り、ロシアの責任を追及する「ロシア戦争犯罪ハウス」に変えた。

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