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復元された弥生人の顔。いずれもそっくりな10人が最終選考に残りました=鳥取県提供

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グランプリに選ばれた吉田昌弘さん(大阪府)

 復元された「弥生人」に一番似ている人が28日、決まった。

 鳥取市にある国史跡の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で出土した、人の頭蓋骨(ずがいこつ)から顔を復元した「青谷弥生人」のそっくり具合を競う「そっくりさんグランプリ」の頂上決戦。最終候補10人の中から、大阪府柏原市の会社員吉田昌弘さん(35)がグランプリに選ばれた。

 似ている度合いや「青谷弥生人への愛情の深さ」などを表現するパフォーマンスを経て、審査員による審査や同時配信されたYouTubeの視聴者による投票で決まった。

 吉田さんは最終候補に選ばれた後、朝日新聞の取材に応じていた。

 これまで鳥取県は観光や自動車の教習で訪れたことがあるが、青谷上寺地遺跡には行ったことはなく、審査をきっかけに興味を持ったという。

 最終候補に選ばれ、「弥生人は太っていなかったはずだ」と、4カ月ほどで約5キロ減量。髪とひげも伸ばし、さらに「青谷弥生人」に近づくための努力を積み重ねてきた。(大久保直樹)

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