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青木理氏

 TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は5日、国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をめぐり東京国税局鶴見税務署職員の男ら20代の男女7人が警視庁に詐欺容疑で逮捕された事件など詐欺事件が相次いでいることを報じた。

 コメンテーターでジャーナリストの青木理氏は「気になるのは今回、国税庁の職員ですよね。去年だったと思うんですけど経産省のキャリア官僚2人が持続化給付金なんかを1500万以上、盗んだと実刑判決受けているんですけれど」とし「制度を作ったり設計したり運用したりする公務員がこういう制度の抜け穴を使って、不正、詐欺を働くことが起きたことが結構重大かなと思うんです」と指摘した。

 その上で「今、官僚社会は忖度とか一強政権に平目みたいになって右往左往するような風潮が強まったとか、そういうのに嫌気がさして次々、辞職している人が相次いでいるとか若いキャリア官僚なんかで。こういう不正を起こすような官僚もいる。大半の官僚はまじめに仕事をしていると思うんですけど、しかし、こういうことが起きているということは官僚社会の中にかなり深刻な腐敗、あるいはモラルの崩壊みたいなことが起きているんじゃないかなと、うかがわせる本当に深刻な事件だと受け止めているんです」と明かしていた。

https://hochi.news/articles/20220605-OHT1T51017.html