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ドイツの自走式155ミリ榴弾砲(ロイター)がプーチン氏の野望を阻止できるか

ウクライナ軍が一斉反撃に出た。東部の要衝セベロドネツクで兵力を増強、ドイツ製自走式155ミリ榴弾(りゅうだん)砲も配備され、黒海の要衝ズメイヌイ島(蛇島)では対艦ミサイル「ハープーン」や空挺(くうてい)部隊による奪還作戦が実施された。ロシア軍の侵攻開始からまもなく4カ月だが、プーチン大統領の野望は果たされないままだ。

セベロドネツクにつながるドネツ川の橋は破壊されており、ウクライナの援軍は空気注入式のいかだで川を渡った。

兵器不足に悩むウクライナに欧米製兵器が実戦投入された。ドイツが提供した自走式榴弾砲「パンツァーハウビッツェ2000」は30~40キロ先の敵を攻撃可能とされる。

英国防省によると、ウクライナ軍が17日、欧米供与のハープーンで黒海の露海軍のタグボートを攻撃したという。ボートは、露軍が要塞化したズメイヌイ島に人員や武器を輸送していた。

ウクライナ軍は同島を集中攻撃し、甚大な打撃を与えたと発表。ロシア国防省は、ウクライナが同島に弾道ミサイルを発射し、攻撃用無人機の支援で空挺部隊が上陸を試みたが、上陸を阻んだとしている。

南部戦線では、ウクライナ軍がヘルソンの奪還を目指し前進するが、東部ハリコフ州では露軍が攻撃を継続するなど、各地で激戦が続いている。

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