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仙台「正論」懇話会で講演する龍谷大の李相哲教授=23日午後、仙台市青葉区(奥原慎平撮影)

仙台「正論」懇話会の第66回講演会が23日、仙台市青葉区の江陽グランドホテルで開かれ、龍谷大の李相哲(りそうてつ)教授が「日本は朝鮮半島有事に備えよ」と題して講演した。

李氏は、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮について「戦争で実際に使える戦術核兵器がまだ完成せず、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記は核保有で次のステップに行こうと焦っている」と指摘。経済制裁で外貨を稼げない中で食糧も底をつき、危機的状態にあるとした。

さらに、5月に就任した韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が対北融和政策を転換し、非核化を融和の条件としたことで「北朝鮮は追い詰められている。尹政権の5年の間に朝鮮半島で大きな変化が起こるだろう」と分析。その上で「日本は国家として強い意志を示し、迅速に行動しないと有事に対応できない」と反撃能力保有の具体化などを訴えた。

講演会は、感染症対策を徹底して行われた。

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