【ソウル時事】韓国の朴振外相は1日の国会答弁で、先月の訪日の際、
1998年に当時の金大中大統領と小渕恵三首相が発表した日韓共同宣言に明記された
「痛切な反省と心からのおわび」の精神を継承するよう日本側に提起したと明らかにした。

 
 朴氏は7月18~20日の訪日で、岸田文雄首相、林芳正外相らと会談した。
朴氏は「金大中・小渕宣言の基本的な精神である日本の
『痛切な反省と心からのおわび』を基にした21世紀のパートナーシップが重要だ。
日本も継承・発展させる必要がある」と訴え、「韓国は関係改善のため努力を尽くしている。日本も応えて誠意を見せてほしい」と求めたという。

 元徴用工問題で原告側や国内世論を説得するためには、
過去の公式見解を踏襲する形でも、日本側が歴史問題で前向きな姿勢を示す必要があるという考えとみられる。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e2f965cf64690fd47482244222a4bde7179b7528