テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は3日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家との関わりで自民党議員だけでなく野党議員にも広がっていたことを報じた。

 立憲民主党は原口一博元総務相、中川正春元文科相ら8人が旧統一教会の関係団体の会合などに祝電や会合に秘書代理出席したことなどの調査結果を公表した。

 また、日本維新の会は馬場伸幸共同代表や藤田文武幹事長ら13人が旧統一教会や関連団体主催のイベントに出席した調査結果を公表した。

 一方、自民党の茂木敏充幹事長は、旧統一教会との関係について「(党と)関係がある団体のリストなどにも旧統一教会やそれに関連する団体の記載はなかった」と述べ、党としての関係を否定し議員ごとの調査は行わないとした。

 そのうえで「個々の議員についても社会的に問題が指摘されている団体との関係について国会議員としての立場を認識し厳正かつ慎重であるべきとさらに注意を促していきたい」と述べたことを番組は伝えた。

 コメンテーターで同局の玉川徹氏は茂木氏の発言に「個別の議員の調査しないで党としての関係がないっていわれても今までいろんな議員の関係が明らかになっている中で説得力がないですよね」と指摘した。

 続けて「他の政党が調査しているわけですから、議員ごとの調査をしないで逃げ切れると幹事長が考えているなら甘いんじゃないかなと思います」とし「民主党政権の一時期を除いて自民党がずっと政権を担っているわけですから、自民党は政権与党なわけです。政府とも直結している党ですから、そういところが本当にいままで関係がなかったかどうか、徹底的に調査してもらわないと国民は納得できないと思います」と指摘していた。

https://hochi.news/articles/20220803-OHT1T51023.html