韓国産アサリを熊本産と偽って販売したとして、農林水産省は9日、山口県宇部市の海産物卸「海星」(村上徳宗代表)に対し、食品表示法に基づいて是正と再発防止を指示した。

 農水省の発表によると、同社は少なくとも昨年9~11月、輸入業者から仕入れた韓国産のアサリ310トンの原産地を「熊本」と偽り、関東や東海の仲卸業者に販売した。「熊本産でないと買ってくれなかった。販路を失いたくなかった」と偽装を認めているという。 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220809-OYT1T50222/