今、日本中を騒がせている「旧統一教会と政治」の問題。そこで注目されているのが、国際勝共連合、世界平和連合、UPF(UNIVERSAL PEACE FEDERATION=天宙平和連合)という3団体だ。いずれも「創設者」が旧統一教会の教祖・文鮮明氏ということから、「旧統一教会系団体」「教団のフロント組織」などとメディアでは報じられており、教団と政治の「ズブズブの関係」を構築する舞台装置になったとされている。

実際、UPFに関しては主催するイベントに、安倍晋三元首相(享年67)がビデオメッセージで基調講演を行い、それを目にした山上徹也容疑者が政治と旧統一教会の関係性を確信して、「凶行」を決意したという供述も報道されており、安倍家や派閥の清和研との深い関係も指摘されている。
しかし、これらの団体は、教団と一体だという指摘を「事実ではない」と否定している。果たして、その真意はどこにあるのか。
国際勝共連合、世界平和連合、UPFジャパンという3団体の会長を務める、梶栗正義かじくりまさよし氏が一連の騒動後、初めてメディアのロングインタビューに応じた――。(前編)

https://president.jp/articles/-/60422?page=1