https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/06/29/20210629k0000m010210000p/9.jpg
共産党の小池晃書記局長

 共産党の小池晃書記局長は29日の記者会見で、9月27日に実施される予定の安倍晋三元首相の国葬について「今言われているような形で強行されることになれば、出るということにはならない」と述べ、党幹部らに要請があっても出席は見送る考えを示した。

 政府は8月26日の閣議で、国葬に2022年度予算の一般予備費から約2億5000万円を支出すると決めた。共産党はこれまで、「国民のなかで評価が大きく分かれている安倍氏の政治的立場や政治姿勢を、国家として全面的に公認し、安倍氏の政治を賛美・礼賛することになる」などと国葬に反対する立場を明確にしている。

 小池氏はまた、立憲民主党の新役員人事で、旧民進党代表時代に野党共闘を進めた岡田克也氏が幹事長に起用されたことについて「以前共闘に関わったからということだけをもって手放しで期待することではない」と述べ、岡田氏らの今後の対応を見極める姿勢を強調した。【樋口淳也】

https://mainichi.jp/articles/20220829/k00/00m/010/238000c