29日午前、京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)にある板橋(パンギョ)駅一帯で自動車の間から突然馬車が登場した。

人気のモバイル育成ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の韓国パブリッシュを担当しているカカオゲームズが
日本と異なる運営政策を推進していることに対して利用者が不満を現わしたのだ。

韓国利用者はこの日午前10時15分ごろ、カカオゲームズ本社がある板橋駅一帯で
「韓国ユーザーを無視するのか」
「日本との差別待遇」と書かれた垂れ幕を掲げた馬車でデモに出た。
馬車の突然の登場に市民はそれぞれ携帯電話を取り出し、驚くような光景をカメラに収めた。

今回のデモは、日本サーバーと比較したとき、韓国サーバーのお知らせや疎通が不十分だった点が発端となった。
利用者はストーリーが重要なゲームなのに誤訳やタイプミスが多く、
アカウント別に提供される核心アイテム「キタサンブラックSSR」を日本では1年間支給していたのに対し、
韓国では1カ月だけしか支給されなかった点などを取り上げた。
また、このゲームのメインコンテンツである「チャンピオンズミーティング(チャンミ)」という「PvP(プレーヤー同士で戦うレースバトル)」イベントを日本では
対決3週間前からお知らせを出していたが韓国では3日前に出した点も問題視した。

不満が爆発した韓国の利用者は募金を行って馬車デモを企画し、現在グーグルプレイにおける「ウマ娘」の評点は1.4点に落ちた。

これに対してカカオゲームズは24日、公式カフェを通じて「信頼できるサービスをリリースできなかったのは当社の誤り」としながら「心からお詫び申し上げる」と明らかにした。

だが、今回のデモを企画した利用者のパク・デソンさんはこの日、板橋カカオゲームズ本社に声明書と「不買誓約書」を伝達して抗議した。

パクさんは「私を含む多くの利用者は納得できなかった。それに責任の所在が誰にあるのかについて一言の言及もなかった。
改善に対する具体的な約束もなかった」としてカカオゲームズ側に正しい対応を求めた。

一方、馬車デモ進行のための募金には200人余りの利用者が参加し、
主宰側が募金を中断した29分後に950万ウォン(約98万円)ほどが集まったことが分かった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c613c8dd80464697a21082937533d96c5f76a0f