グエン・スアン・フック国家主席の決定により、9月2日の建国記念日に全国の受刑者2434人が特赦を受けて釈放された。2434人のほか、刑執行停止中の3人と刑執行延期中の1人の計4人も恩赦を受けて釈放された。

特赦を行ったのは改正特赦法(2018年版)が2019年7月1日に施行されてから2年連続、2回目となった。

釈放された受刑者のうち16人が外国人で、中国人4人、米国人3人、カンボジア人2人、マレーシア人2人などだった。

ファム・タイン・ハー国家主席官房副長官によると、今年は基準が厳しくなったため、例年よりも特赦の対象者が少なかったという。

ベトナムは2009年から2016年までの期間に6回にわたり受刑者約9万人に特赦を与えた。2021年には2016年以来5年ぶりに特赦を行い、3035人が釈放された。

なお、改正特赦法(2018年版)では、受刑者が条件を満たしていても特赦の対象にならない16種類の罪状が規定されている。

これには、◇反逆罪、◇政府転覆罪、◇スパイ罪、◇領土安全侵害罪、◇暴動罪、◇政府転覆目的のテロ罪、◇国のインフラ破壊罪、◇反体制的コンテンツの作成・所持・拡散・宣伝の罪、◇治安びん乱罪、◇拘禁施設破壊罪、◇テロ罪、◇平和を破壊し戦争を引き起こす罪、◇人道に対する罪、◇戦犯、◇傭兵の募集・訓練・起用の罪、◇傭兵を務める罪が含まれる。

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