<日常生活で「以前と比べて違うこと」が増えていませんか?>

【掃除や洗濯】

□ 掃除や洗濯の回数が減った

□ 途中でほかのことを始めてしまい、なかなか終わらない

□ 家のあちこちに脱ぎっぱなしの衣服が点在している

□ ゴミの出し忘れや曜日を間違えることが増えた

□ 洗濯をしたあと、干すのを忘れてしまうようになった

【スーパーでの買い物】

□ 買い物リストを置き忘れて出かけてしまう

□ 家にまだあるのに、同じものを買ってしまう

□ 手持ちのお金では足りない買い物をしてしまう

□ 小銭を出すのが面倒で、お札を出すことが多くなった

□ 帰りに立ち寄った先に、買ったものを置き忘れてしまう

【料理】

□ 鍋やフライパンを焦がしてしまう

□ 同じ献立やメニューが続くようになった

□ 味付けが濃くなったり薄くなるなどムラが生じる

□ 作ろうとしたメニューができないまま食材が余る

□ 調理に要する時間がかなり長くなった

出所:浦上克哉監修『すぐに忘れてしまう自分が怖くなったら読む本』(徳間書店)

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MCIの段階だと、生活にほとんど助けがいらないため見過ごしてしまいがちですが、認知症へと進んでいく前の、予防効果が大きな段階であることをぜひ知ってください。以前とは様子が変わってきたと本人やご家族が気づいたら、一度専門医を受診することをおすすめします。

浦上 克哉
日本認知症予防学会 代表理事
鳥取大学医学部 教授

https://gentosha-go.com/articles/-/45040