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ウクライナ軍が奪還した北東部のハルキウ州イジュームを14日に訪れ、国歌を歌うゼレンスキー大統領(中央)。ウクライナ大統領報道室提供=AP

 英国防省は15日、ウクライナ北東部ハルキウ州の大部分から撤退したロシア軍をめぐり、撤退の際に貴重な装備品を放棄していったと指摘した。「一部の部隊の無秩序さと局所的な指揮統制の破綻(はたん)の可能性を浮き彫りにしている」と述べた。

 ウクライナ軍は9月上旬からハルキウ州で反転攻勢に成功し、州の大部分を奪還した。英国防省はロシア軍部隊の一部が撤退の際に「明白なパニック状態で逃げ出した」とし、砲撃を中心とするロシア軍の戦い方を支える、対砲台レーダーなどを放棄していったと指摘している。

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