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2022/10/03(月) 00:29:13.31ID:aJlJC1SZ韓国籍でしたが、2009年に日本国籍を取得しました。「内側」から日本を変えたいとの思いが強くなったためです。落選はしましたが、金泰泳の名前で今年の参院選に立候補しました。
1963年、愛知県生まれ。専門は社会学。父は在日1世、母は2世。日本名は井沢泰樹。
生まれた時は朝鮮籍。高校まで通名で生活していました。生まれ育った町には在日が多く住んでいましたが、隠して暮らす人が大半でした。だから、誰が在日なのかわからず、仲間意識もなかった。
学校で在日への差別発言を聞いたり、同級生の出自が暴かれたりしても、周囲にあわせて笑ったり、逆に黙って知らぬふりをしたりしていました。「いつ自分が標的になるか」と怖かったからです。罪悪感より、自分を守ることが第一でした。被差別部落出身の青年を描いた島崎藤村の「破戒」を読んだ時、自分のことだと思いました。
転機は進学です。家計が苦しくて、選んだのは、大阪市立大学の夜間部でした。そこで知り合った在日たちは、本名を隠さずに生きていました。それが、まぶしかった。18歳の時、級友の前で「これからは金と呼んでほしい」と、本名を宣言しました。そこから、韓国語も学び始めました。
よかったことばかりではありません。本名を名乗ったら、アルバイトをクビになったこともありました。