コロナ禍で男女の出会いの場が減る中、山形県天童市でユニークな「婚活イベント」が行われました。男女をサポートするのは話上手な『ママ』たちです。

【なちゅママ】
「頑張れよ」
【あいこママ】
「今宵の出会いにかんぱーい! ぜひ皆さんカップルなってください」
      
 婚活イベントの会場となったのは『夜のスナック』。恋のキューピットになるのは、スナックのママたちです。
 
 婚活イベントを行う山形市の「ビーエイト」と天童市のスナックが初めて開催した「スナックコン」。
 参加したのは、22歳から45歳までの男女約60人で、グループに分かれて5店舗を順番に回っていきます。

【ピンクパンサー あいこママ】
「シーンとなったら喝入れるみたいな感じだけど(参加者同士で)話しているから入る隙がない」

【カシミア 陽子ママ】
「カップルが1組でも出来れば良い。それで、また後で飲みに来てくれたら最高にうれしい」

 参加者全員と会話が出来るように、メンバーは30分という短い時間で入れ替わっていきます。
 気になる人がいれば、カードに名前と連絡先を記入して、出会いのきっかけをつくるシステムです。

【ナチュラル なちゅママ】
「『恋は一瞬』明言入りました」
 
 イベント開催の中心となったスナック・ナチュラルの「なちゅママ」です。長年の経験から男女の会話をすかさずサポートします。

【ナチュラル なちゅママ】
「出身地と名前を」
「どこかおいしいラーメン屋に連れて行くとしたら、どこが良いでしょう」

【ナチュラル なちゅママ】
「パッと見て、相性の良い2人に見えるところは放っておいてもしゃべってくれる。しゃべれなさそうな人と会話をできるように引き出してあげる。男、もっといけって感じなんですけどね」
 
 今回のイベントは、若者離れに加えコロナの影響で需要が激減したスナック業界にとっても、メリットがあるといいます。

【ナチュラル なちゅママ】
「すごく出会いを求めてる男女がいて、夜の街でも出会いが求められるっていうことや、人が出てきてくれるようなイベントとかを考えていきたい」
 
 コロナ禍で生まれたスナック婚、新しい出会いの場になるかもしれません。