今回ピックアップするのは、「話が通じる」「理解される」を意味する英語の表現。意外と知らない英単語の意味や、勘違いしやすい英語の慣用句などをご紹介する連載。

「Do you understand?」は失礼!?
会話をしている最中、相手に話が伝わったか確かめたい場面ってありますよね。そんなとき、英語ではなんていえば良いのでしょうか。

学校の授業習ったであろう「Do you understand?」という表現を思い浮かべる人も多いと思います。

でも実は、この言い方だと相手に対してちょっと失礼な印象を与える可能性が!

なぜなら、“understand”=「理解する」という意味なので、「Do you understand?」は、(自分の伝え方は問題がないことが前提で)相手の理解度を問題にした言い方になってしまうから。

もちろん、「Do you understand?」でも文法的には問題なく、実際に親から子どもへ、または上司から部下へ問いかけるときに使われるケースも。

ただしこの場合は、「わかってんの?」というような上から目線のニュアンスを含むので要注意!

では、「私の言っていることがわかりますか?」と言いたいとき、どのように言えば良いのでしょうか?

ここで使いたいのが、“make sense”という表現。“make sense”で「意味をなす」「筋が通っている」という意味に。

そのため「Am I making sense?」や「Does it make sense?」というと、「私の言っていることは筋が通っていますか?」つまり、「私の言っていることがわかりますか?」という意味になるわけです。

ex.「私の英語が通じる」

「I can make myself understood in English.」
「I can make my English understandable.」
「My English makes sense.」
「My English gets through(across)to 人」

逆に聞かれた相手側の立場で、相手の言っていることを理解できない、わからないということを伝えたいときに、「I don’t know.」や「I don’t understand.」だけだと、少しぶっきらぼうに思われてしまうかも。

「I’m sorry, I’m not sure.」(すみませんが、ちょっとわからないです)
「I’m afraid I don’t know.」(残念ながらわからないです)

このように言ってみてはいかがでしょうか。

https://oggi.jp/6847140