酒を飲んでドローンを飛行させたとして新潟県警は、新潟市北区木崎の飲食店従業員の男(47)を航空法違反の疑いで書類送検した、と12日発表した。飲酒操縦での立件は県内初。調べに男は「夜景を見たかった」と供述し、容疑を認めているという。

 生活保安課によると、書類送検の容疑は6月中旬の午後11時ごろ、アルコールの量が基準値を超えた状態で、新潟市北区の上空でドローンを飛行させたというもの。飛行するドローンを目撃した新潟北署員が近くで男を発見したという。

 その後の捜査で、男が5月下旬と6月上旬にも計2回、国の許可を得ないまま夜間に飛行させた疑いがあることも判明。県警はあわせて7日に書類送検した。ドローンは25センチ四方で、重さ約600グラムという。

 同課の西山賢一次長は「酒を飲んだらドローンの操縦も法律違反になることを知ってほしい」と話す。(友永翔大)

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