テストは2023年半ばまで行う予定
 兵器メーカーのMBDAは、2022年10月27日、レーザー兵器でUAV(無人航空機)を迎撃することに成功したと発表しました。

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ドイツ海軍フリゲート「ザクセン」に搭載されたレーザー兵器デモンストレーター。20フィートコンテナサイズにまとめられている(画像:MBDA)。

 テストは今年8月にバルト海において、ドイツ海軍のフリゲート「ザクセン」に搭載したレーザー兵器デモンストレーターを使って実施したとのこと。なお、2021年11月には海軍デモンストレーターとの統合とテストフェーズがスタートしており、工場受け入れテスト(FAT)に成功したことで、フリゲート「ザクセン」へデモンストレーターが設置されたそう。

 そして2022年7月、最初のテストがバルト海に面した港町エッカーンフェルデで実施され、そのさいに電子光学(EO)センサーやレーダーを含むさまざまなシステムの性能検証が行われたといいます。

 MBDAでは、高エネルギーレーザー兵器のテストは2023年半ばまで続ける予定としており、次は、さらに複雑な想定のなかでデモンストレーターの実証試験を行うとしています。
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