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 愛媛伝統の「麦みそ」をめぐり、愛媛県の対応に戸惑いの声が上がっています。愛媛県が、突然、生産者に対し、「みそ」という表示をやめるよう指導。その後、一転して指導を保留していることがわかりました。

 愛媛県から指導を受けたのは、宇和島市の「井伊商店」など「麦みそ」を製造している3つの事業者です。
 「井伊商店」によりますと、県が8月以降、原料に大豆を使っていないことを理由に「みそ」という表示が「食品表示法」などに違反するとして表示をやめるよう指導し、「改善報告書」の提出を求めたということです。

 「みそ」に関する国の基準は以前から設けられていて、県の突然の指導に事業者側が、「納得できない」として表示を認めるよう求めていました。
 
 そして、「井伊商店」によりますと、おととい、県の担当者から「改善報告書」の提出を「保留」にすると伝えられたということです。

 また、愛媛県の関係者によりますと、食品表示のルールが定められる前から「麦みそ」を製造・販売している事業者は、表示を継続できるよう調整しているということです。

 井伊商店は「当初、県から『法律に従うしかないので裁量の余地がない』と言われショックだったが、ひとまず安心している」とコメントしています。

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