ご進学にひとかたならぬ思いを寄せられる紀子妃もまた、
「“特別扱いはしないでほしい”という秋篠宮さまのご意向に従われながらも、立派なお世継ぎを育てなければならない難しいお立場だと拝察いたします。
ですが、そんな状況下でも『初めての“東大出の天皇”を世に送り出したい』『そんな優秀な息子を育て上げた母だと思われたい』といったご意向をお持ちなのではないでしょうか」

 かような紀子妃のお姿には、皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授も、
「悠仁さまが将来の天皇にふさわしいとアピールなさりたいあまり、やや先走っておられるのではと感じます。今年9月6日のお誕生日には、赤坂御用地内で水田を見守られる悠仁さまの映像が公開されました。
が、お田植えとは昭和天皇が始められ、御代替わりで上皇さま、今上陛下へと受け継がれたもの。ご自身の趣味としてならばともかく、そのお姿を国民に喧伝なさるのは、いわば“勇み足”なのではないでしょうか」
 そう指摘するのだ。

「いまの悠仁さまに求められるのは立派な学歴ではなく、立派な人格を身に付け、将来の天皇のご自覚をお持ちになることです。悠仁さまが歩まれている学歴のレールは、受験競争の中でも最も激しい場所へ向かっている。
競争社会の只中にある受験校での生活において、これからの時代にふさわしい帝王学を学ばれ、将来のお立場についてお考えになるゆとりがあるのか、心配でなりません」

https://news.yahoo.co.jp/articles/054bfe5220f8532f655e38a754c314072c489f0b?page=2