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旧統一教会から訴えられた有田芳生氏が裁判で詳らかにする「教団による空気銃の大量輸入」衝撃の内容 [きつねうどん★]
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2022/12/09(金) 07:58:18.91ID:ZeIS+hAT
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有田芳生さん(撮影/張溢文)

「今回の裁判は旧統一教会との『最終決戦』です」

 1980年代の「霊感商法追及キャンペーン」以来、およそ35年間にわたって旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の闇に迫り続けてきたジャーナリストの有田芳生さん(70)は、教団から名誉毀損で訴えられたことについて、静かにそう語った。衝撃の内容を詳(つまび)らかにする。

*   *   *

 事の始まりは8月19日。

 日本テレビ系の情報番組「スッキリ」で有田さんが旧統一教会に対して次のように発言したことだった。

「霊感商法をやってきた反社会的集団だっていうのは警察庁ももう認めているわけですから」

 これに対して旧統一教会は10月27日、都内で記者会見を開き、「事実ではない」と反論。日本テレビと有田さんに対して名誉毀損で訴訟を起こすと説明した。

■旧統一教会の「有田退治」

 これまで有田さんはメディアに出演する際、取材に基づいた慎重な発言を心がけてきた。うかつな発言をすれば執拗に反撃してくる旧統一教会の体質を熟知しているからだ。

 同様に、有田さんがそんな人物であることは百も承知であろう旧統一教会があえて名誉毀損で訴えたのは、言論萎縮を目的とした「スラップ訴訟」である可能性もある。

 そう、水を向けると、有田さんは「訴えられてからテレビの出演は一切なくなった」と言う。

「今回の件について、背景を語ってほしいという局もありました。スタジオに行く準備をしていたら、『ダメになった』と、連絡があった。あれは日本テレビでの発言ですから、他局が扱うのは問題ないはずですが、どこからも出演依頼がこなくなった。萎縮しているのか、わかりませんが……」

 有田さんが入手した旧統一教会の内部文書によると、教団は「有田対策」「有田退治」に力を注いできた。今回の訴訟も一見すると、旧統一教会の思惑どおりに進んでいるようにも見える。

 だが、果たしてそうだろうか。

 有田さんは今回の訴訟について、こう語った。

「旧統一教会への圧力になると思うので、何年かかっても徹底的にやります。旧統一教会を社会的に包囲する。そのような裁判にしなければ意味がない」

 先述した「スッキリ」での発言については、「そういう事実があった。ただ、それだけなんですよ」と語る。

■「オウムの次は統一教会」

 有田さんが「朝日ジャーナル」(朝日新聞社)を舞台に旧統一教会について取材を始めたのは1986年。最初の記事から「異国(韓国)の団体(旧統一教会と国際勝共連合)」が日本の政治に介入していることについて深く切り込んだ。

 その後、有田さんはオウム真理教事件をきっかけに、カルト宗教に詳しいジャーナリストとしてテレビでひっぱりだことなる。警察が有田さんと接触し始めたのはこのころだった。

「オウムの件で定期的に会っていました。向こうは情報が欲しかったし、こちらも同じだった」

 主に会っていたのは警視庁公安部のS総務課長。さらに、「要所要所で警察庁公安第1課のT課長が出てきた」。T課長は全国の公安警察にオウム真理教関連の捜査を徹底させ、後に警視庁副総監となった人物である。

「地下鉄サリン事件」が起こった95年の秋のこと。

 有田さんはこの2人から「旧統一教会についてレクチャーしてほしい」と依頼された。「そこに誰が集まっているのかは聞かないでほしい」と念押しされ、東京・麹町のホテルの一室を訪れた。

「目つきの鋭い男たち20~30人が狭い会議室にぎっしりと着席していました。おそらく全国の公安警察の幹部だと思います。二人は『オウムの次に統一教会を摘発の対象にしている』と、言っていました。さらに『相当な情報源ができた。経済問題から捜査に入る』と、具体的に語っていました」

 95年といえば、まだオウム真理教事件の捜査の真っ最中である。オウム真理教とは違い、警察はかなり以前から旧統一教会の動向について目を光らせてきた。
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2022/12/09(金) 07:58:25.75ID:ZeIS+hAT
■旧統一教会は「軍事組織」

 有田さんの取材によると、警察は旧統一教会について「軍事組織」をも持っているという見方をしていたという。

「統一教会は60年代後半に2500丁の空気散弾銃を日本に持ち込んでいる。銃砲店もつくった。なので、当時から警察は統一教会を単なる宗教団体とは見ていなかった。『文鮮明機関』ですからね」と、有田さんは言う。

「文鮮明機関」とは何か?

 78年11月、米下院国際関係委員会国際機構小委員会、通称「フレイザー委員会」は旧統一教会の対米工作などについて最終報告書を公表した。報告書のなかで、フレイザー委員会は文鮮明を頂点とする旧統一教会を「文鮮明機関」と規定した。

 報告書は、旧統一教会と韓国政府、韓国中央情報部(KCIA)との密接な関係のほか、教団の関連企業が韓国の軍需産業の一翼を担ってライフル銃や対空砲の部品生産を行い、第三国へ輸出する工作さえしようとした、と指摘している。

 この軍需企業が、日本へ空気銃を輸出した「統一産業」である。68年に輸入したのは「幸世物産」で、ともに名の知れた旧統一教会の関連企業である。

「空気銃」といっても、おもちゃのようなしろものではまったくない。73年4月の衆議院内閣委員会での答弁によると、「鋭和3B」空気銃は10メートル離れた厚さ2センチの板を貫通する威力がある。当時の通商産業省重工業局長は、「(鋭和3Bは)現実に輸入されましたものが1万5700丁でございます」と説明。中路雅弘衆院議員(当時)も、「非常に殺傷能力を持った銃」と語っている。

■教団を守った「政治の力」

 オウム真理教事件の直後、警察幹部は「次は統一教会を潰す」と、あれほど意気込んでいたにもかかわらず、結局、動かなかった。

 なぜか。

「いまでもよく覚えていますが、ぼくがレクチャーしてから10年後、Sさんら警視庁公安部の人たちに『いまだから言えることを教えてください』と、尋ねてみたのです。すると、驚くような事実をいくつもしゃべった。ただ、摘発できなかった理由についてはひと言だけ、『政治の力だよ』と、口にした」

 有田さんは裁判を通じて、警察がなぜ旧統一教会を反社会的団体と認識していたのか、その根拠を明らかにしていくつもりだ。裁判が長引けば長引くほど、世間の目は旧統一教会にずっと向けられる。35年もの間、旧統一教会を追ってきた有田さんが今後、教団とどのような闘いをするのか、明らかになる。

(AERA dot.編集部・米倉昭仁)

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