https://www.cnn.co.jp/storage/2022/12/19/03333481bdc04216ab0bfe6211566b7f/t/768/432/d/221218051137-01-pope-francis-121822-super-169.jpg
職務が果たせなくなった場合に備え、辞表に署名済みだと明らかにしたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇/Alessandra Benedetti/Corbis/Getty Images

ローマ(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(86)が、職務が果たせなくなった場合に備えて、辞表にすでに署名していることがわかった。スペイン紙のインタビューで明らかにした。

スペイン紙ABCが18日に報じた。同紙が、フランシスコ教皇に対して、健康問題や事故などによって突然職務を遂行できなくなった場合はどうなるのかについて質問したところ、署名済みの辞表を用意してあると明らかにした。

フランシスコ教皇によれば、署名を行ったのは何年も前で、辞表は当時のバチカンのタルチジオ・ベルトーネ国務長官に預けたという。同国務長官は2013年に退任した。

フランシスコ教皇は、辞表に署名してベルトーネ氏に預けたとしたが、その辞表をベルトーネ氏が誰に渡したのかは分からないと述べた。教皇によれば、辞表の存在を公にしたのは今回が初めて。

フランシスコ教皇によれば、パウロ6世やピウス12世といった過去の教皇も辞表を用意していたという。

フランシスコ教皇は、ひざの問題を除けば、健康のように見える。右のひざを痛めているため、杖をつくことが多く、車いすを利用する場合もある。

https://www.cnn.co.jp/world/35197573.html