12/21(水) 19:57 千葉日報
https://news.yahoo.co.jp/articles/63dd37f409590df53d77ba177908dd9748d7e62e

疑惑発覚から3週間。自民党の薗浦健太郎衆院議員(50)=千葉5区=が21日、議員辞職した。またも明らかになった「政治とカネ」を巡る問題に、地元の市川市では「議員の風上にもおけない」「自民党はたるんでいる」と怒りと落胆が広がった。政治資金収支報告書への過少記載疑惑を巡り、薗浦氏は当初の主張を一転させており、説明を求める声も上がった。

 薗浦氏の地元事務所近くにあるJR本八幡駅周辺。無職の男性(78)は「東大を出た人があれでは。議員の風上にも置けない。税金で食べているのに」と怒りをあらわにした。不祥事が相次ぐ自民党政権に対しては「真面目にやってくれ」。

 「どんなことをなぜしたのか、やったことは正直に説明してほしい」と語気を強めたのは占い師の内藤和男さん(80)。「また議員を目指すだろうが、その資格があるのか」と疑問視し「自民党はたるんでいる」とあきれ顔だった。

 2021年10月の衆院選で5選を決めた際、薗浦氏は支持者に「仕事で皆さんに恩返しをしたい」と決意を語っていた。

 一方で「潔い」としたのは無職の柳瀬兵八カさん(79)。「今まで他の議員は問題が発覚しても、大体のらりくらりとやってきた。麻生派だから麻生さんに言われたのか、次の出馬を考えたときに早い方がいいと思ったのかな」と話した。

 買い物帰りだった無職の女性(86)は「発覚しないだけで同じようなことやっている人は他にもいるはず」と政治への不信感を口にした。「それだけお金が必要なんでしょう。ばれてしまって不運だったかもしれない」と語った。