日本と英国の両政府が、特定企業の機器に頼らない新しい通信網「オープンラン」の普及に向け、連携することが28日、分かった。研究開発に取り組む日英の企業などが2023年に技術情報の共有を始める方向だ。日本は米国、オーストラリア、インド、シンガポールとも協力関係にあり、連携先を広げる。通信分野で中国が存在感を増す中、経済安全保障の観点から機器の調達先を多様化し、中国が情報の流れを握る事態を避ける。

 通信網を巡っては、中国の華為技術(ファーウェイ)といった通信機器大手が携帯電話の基地局などの重要部分を一括して手がけるケースが多く、経済安保上の課題となっていた。

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