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衆院予算委員会で質問する立憲民主党の西村智奈美代表代行=国会内で2023年2月1日午前11時13分、竹内幹撮影

 立憲民主党の西村智奈美代表代行は1日の衆院予算委員会で、同性婚などを巡る自身の質問に「検討を要する」との答弁を繰り返した岸田文雄首相に対し、「トランプ前米大統領、(ロシアの)プーチン大統領のお二人は少なくとも『反対だ』と言っている。その点だけは、岸田首相よりましだと思う」と発言した。

 西村氏は予算委で、選択的夫婦別姓制度や同性婚制度の導入を求めた。首相は「極めて慎重に検討すべき課題だ」などと返答。これに対して西村氏は「何か逃げようとして『検討が必要だ』などと言うのは、政治家としていかがか」と不快感を示し、はっきりモノを言うという意味ではプーチン氏などの方が「まし」だとした。政策面ではプーチン氏などと「全く相いれない」とも強調した。

 首相は「価値観や心に関わる問題には丁寧さが必要だと思っている」と理解を求めた。【小田中大】

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