「正直は最善の策」とはこのこと、と話題になっている。

 米ミシガン州デトロイト郊外のホワイトレイクのトレーラーハウスに住むダイアン・ゴードンさん(72)は約4キロ離れたスーパーのデリで働いているが、昨年2月に車が故障し、修理するお金がないため毎日、歩いて通勤している。

 1月21日午後5時45分ごろ、ダイアンさんは帰宅途中、スナックを買うためにガソリンスタンドに立ち寄ったところ……ジップロックが床に落ちていることに気がついた。

 よく見ると……中にはたくさんの紙幣が!

 ダイアンさんはジップロックを持って店員のところに行き、ホワイトレイク警察に通報した。

 駆けつけた警官が中身を調べたところ、現金が1万4780ドル(約194万円)と結婚を祝福するメッセージが書かれたカードが何枚か入っていた。現金は、その日に結婚したカップルへのご祝儀だった。

 警察はすぐにそのカップルを見つけ出して、お金を返した。

 ダイアンさんが困窮しているにもかかわらず、すぐに警察に通報したことに感銘を受けた警察官の妻が中心になり、ダイアンさんを支援するため、クラウドファンディング「GoFundMe」にサイトを立ち上げたところ、ダイアンさんの正直さに心を動かされた人々からの寄付が殺到!

 日本時間で2月4日現在、拾ったお金をはるかに上回る5万ドル(約656万円)以上が集まっている。ダイアンさんに車を贈る予定だ。

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