2/6(月) 15:16    東スポWEB
https://news.yahoo.co.jp/articles/5526bba989328459978570feb9ea6271bc0d40fc

経済評論家の森永卓郎氏が6日、文化放送のラジオ番組「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に出演し、岸田文雄首相が性的少数者や同性婚に対する差別発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭したことを受けて、「やってることは岸田首相も同じ」と断罪した。

 荒井氏は3日に行われた記者団とのオフレコのやり取りで、同性婚制度の導入について「社会が変わる。社会に与える影響が大きい」「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」などと発言。これを毎日新聞が問題視し、荒井氏本人に通告した上でオフレコの発言内容を実名報道して差別発言が発覚した。翌4日に岸田首相は「大変深刻に受け止めている。任命責任を感じている」「政権の方針とは全く相いれない発言で言語道断だ」などと釈明。自身のスポークスマン的立場だった荒井氏を更迭している。

 一連の問題に「こんなド直球な発言が政権中枢から出てくるのに驚いた」「政権中枢の根深い差別意識を感じる」といった声が相次いで上がっていた。番組パーソナリティーの大竹まことも「性的少数者はG7(先進7か国)のなかで唯一日本だけが同性婚に反対しているのをどう思ってるんだろう」と問題視。一方、森永氏は「岸田首相も同性婚を法律的に認めらたどうですかって聞かれて、社会が混乱するからイヤだって言ってるんですよ。秘書官の方がはるかにストレートに差別発言しているけど、やってることは岸田首相も同じ」と、バッサリ断罪した。

 岸田政権下では安倍元首相の国葬問題、旧統一教会問題、さらには岸田首相の長男・翔太郎氏の公用車の私的使用など次々に問題が発覚。内閣支持率の各種調査は30%台と低迷し、不支持率は過去最高を記録するところもあり、国民の不満がたまっている。

 それだけに森永氏は「この秘書官もそうだし、岸田さんの息子さんの翔太郎くんもそうだけど、どうも岸田政権はご本人だけでなく、周りが次々に不祥事を起こして屋台骨が揺らいでいる」と政権崩壊の危機を指摘した。