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宅配ロボに商品を入れる福永力夫社長=姫路市豆腐町

 兵庫県内で回転ずし店「力丸」などを運営する関西フーズは8日から、JR姫路駅周辺で無人宅配ロボット「デリロ」を使った宅配サービスの実証実験を始める。

 自動宅配ロボットの歩道の走行を認める改正道交法が4月に施行されるのを前に実施。「力丸 JR姫路駅前店」を拠点に、家老屋敷跡公園やホテルモントレ姫路など駅北側の9カ所にすしを届ける。客が注文時に受け取るQRコードをロボットのカメラにかざすと収容ボックスが解錠され、すしを取り出せる。

 3日にあった体験会では、同店から約700メートル離れた起業プラザひょうご姫路まで配達。最高時速6キロのロボットは歩行者や障害物をセンサーで感知すると、速度を調節しながら回避したり止まったりし、15分ほどで目的地に到着した。

 福永力夫社長は「人手不足が続く中、ロボットとの共生は今後必要になってくる。できるだけ早いサービス開始にこぎ着けたい」と話していた。

 実験は8~12日と22~26日。予約は専用アプリで受け付ける。配送料無料。

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