2/6(月) 21:32     中日スポーツ
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 映画「エゴイスト」(10日公開)に出演する宮沢氷魚(28)と松永大司監督(48)が6日、東京・日本外国特派員協会で行われた記者会見に出席した。

 エッセイスト・高山真さんの自伝的小説を実写化した人間ドラマ。鈴木亮平(39)演じる自身のセクシャリティーを隠して生きてきた過去を持つ主人公が、宮沢演じる青年に愛を注ぐ一方で言いようのない葛藤を抱えるさまを描く。映画の製作意図について松永監督は、「この映画はLGBTQ+への理解を求めるものではありません。見る方が考える1つのきっかけになってもらえればと思います」と説明した。

 映画のテーマに関連して、荒井前首相秘書官が同性婚カップルを差別する発言などをしたために更迭されたことについて質問が飛んだ。宮沢はこれまで表立っての政治的発言をしていなかったことを前置きし、「この1件で感じたのは、人として、発言が出たことによって、たくさんの人が失言に対して自分たちの意見だったりをたくさん見ることができたのは、日本の歴史では大きなステップアップ。他国より大きく後れを取っているところがたくさんある。それでも、多くの人が声を上げたことは日本の未来に希望が見えた。そこにもっと注目が集まってもいい」と語った。