3/1(水) 17:33   TNCテレビ西日本
https://news.yahoo.co.jp/articles/895bd07e1b29206cf5c0b0655e4bacaa4947c91e?page=1

福岡県内で2月に起きたセクハラ事件の被害女性が、収まらない憤りと苦しい胸の内を明かしました。

加害者の同僚は、その後逮捕されましたが、勤め先の対応が女性をさらに追い込んでいます。

セクハラ被害者の女性

◆被害女性
「ズボンを足首まで下ろされたっていう感じですね。自分が我慢するしかないのかなって。どうして被害者なのに私だけがこんな思いしないといけないんですか」

収まらない怒りに声を震わせながら理不尽さを訴える20代の女性ー。

筑後市で起きたセクハラ事件の被害者です。

加害者の同僚の男は暴行容疑で逮捕されましたが、事件後の勤め先の対応で苦しい立場に追い込まれているといいます。

新年会の席で「いきなりズボンを下ろされた」

事件は、加害者の同僚も参加していた会社の新年会の席で起きました。

◆被害女性
「いきなりズボンを下ろされたっていう感じですね。もちろんその中はショーツしか履いてなかったので、ショーツが16人もの前で露わになった」

賑わう居酒屋の店内で突然、背後にいた同僚の男からズボンを引き下ろされ、多くの人の面前で下着姿を晒されました。

あろうことか、他の同僚や上司の男性たちは笑っているばかりで、男の行為を咎めることは一切無かったと言います。

◆被害女性
「何回も『謝って』って言ってもヘラヘラしてるような感じで、何とも思ってないんだろうなって」

容疑者は「酔って覚えていない」と供述

女性を辱しめたのは、同僚で八女市に住む山口憂馬容疑者(36)。

女性からの相談を受けた警察が悪質だと判断し、暴行容疑で逮捕しました。

しかし、警察の調べに対し山口容疑者はー。

◆山口容疑者(取材による供述内容)
「酔っていて覚えていない」

◆被害女性
「びっくりしました。え?覚えていない?『覚えていない』で通用できるの?って」

謝罪もなく、反省した様子さえうかがえない加害者。

さらに、事件後の勤め先の会社の対応も、被害者にとっては極めて不誠実なものでした。

上司からのLINE

これは、女性が会社の上司にセクハラ被害を打ち明けた際のLINEのやりとりです。

◆上司からのLINE
「昨日の山口さんは激しく酔っぱらってましたね」
「酒の失敗、誰しもあることですね。俺も気をつけなきゃ」

職場の新年会で起きたセクハラ被害だったため、その後も会社に解決を求めましたが、会社は「プライベートで起きたトラブルについては個人での対応になる」として、何の対応もしなかったといいます。

それどころか社内では、その後警察に相談した女性を責め、加害者の男を気遣う声まであがったということです。

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