3/8(水) 12:42    日刊ゲンダイデジタル
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「端的に言って、幸せすぎる」──。グラス片手にうっとり顔の写真と共に、国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が自身のツイッターにそう投稿したのは、昨年10月。当時はもう、夫は詐欺まがいの投資トラブルで当局にマークされていた。

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 東京地検特捜部は7日、業務上横領容疑で投資会社「トライベイキャピタル」代表の三浦清志容疑者(43)を逮捕。2019年10月に3回にわたり、発電事業で設立した特別目的会社の口座から計4億2000万円を横領した疑い。

「このカネは19年6月、兵庫県・福崎町にメガソーラーを建てる名目で都内の投資会社から出資を受けた10億円の一部とみられます。実は出資を持ちかけた時点で建設計画は頓挫。それに気づいた投資会社は21年ごろには警察に相談し、のちに詐欺容疑で告訴していた。特捜部は当事者間の資金のやりとりの複雑さなどから、まずは横領による立件に切り替えたようです」(検察事情通)

 清志容疑者は東大卒後に外務省、外資系コンサルティングと渡り歩き、14年にトライベイを設立。10億円の出資を受け、横領が疑われる時期から急にカネ回りが良くなったようだ。登記簿によると、19年10月にトライベイ本社は東京・虎ノ門から、永田町「山王森ビル」の高級オフィスに移転。同年3月には一足先に瑠麗氏が代表を務めるシンクタンク「山猫総合研究所」も、渋谷から同じビルの同じフロアに移っていた。


 夫婦の自宅も19年10月に港区の低層マンションから六本木ヒルズの高層階に引っ越し。昨年1月にはさらに10階以上も上の高層階に転居し、「メゾネット型で面積はぐっと広くなり、月の家賃は300万円くらい」(不動産関係者)という。瑠麗氏のインスタグラムも、次第に高級家具やハイブランド・ファッションを自慢げに載せる投稿が目立つようになった。

「ただ、トライベイは筋ワルの相手からもカネを引っ張っていたようで、18年には太陽光発電を展開していた『JCサービス』から計7億円を調達。直後に同社はネットファンドを通じた資金集めの虚偽説明が発覚し、個人投資家に集団訴訟を起こされた挙げ句、150億円超の負債を抱え、21年に破産しました」(太陽光事業関係者)

 瑠麗氏も「夫の会社経営には関与していない」とコメントする一方で、委員を務めた政府の「成長戦略」に出席した際には太陽光発電を推す発言を繰り返し、利益相反を指摘する声もある。

「幸せすぎる」セレブ三昧は身の丈に合わない「虚飾まみれ」だったのか。